2017年5月19日

【PowerShell】SMBv1 を無効化する


最近、世間を騒がせているランサムウェア「WannaCry」。感染するとファイルを暗号化し身代金を要求するというのですが、およそ150か国で30万件以上の被害が出ているらしいです。

米高官 サイバー攻撃の被害は約150か国で30万件以上 | NHKニュース


対策としては、最新のセキュリティーパッチを当てていれば大丈夫らしいんですが、こういうマルウェアというのは常に進化しているんで念のためSMBv1を無効化しておくのがいいようです。

参考:ランサムウェア WannaCrypt 攻撃に関するお客様ガイダンス|Microsoft TechNet



SMBv1の無効化は、通常、[コントロールパネル]の[プログラム]から[Windows の機能の有効化または無効化]で、 [SMB1.0/CIFS ファイル共有のサポート]のチェックを外して、PCを再起動すれば出来るのですが、調べたらPowerShellでも出来ることが分かりました。しかも、こっちのほうが簡単に無効化できそうです。


現在の設定状況を確認

Get-WindowsOptionalFeatureでWindowsの機能の設定状況を確認できます。
PS C:\work> Get-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName "SMB1Protocol"


FeatureName      : SMB1Protocol
DisplayName      : SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート
Description      : SMB 1.0/CIFS ファイル共有プロトコルと、コンピューター ブラウザー プロトコルのサポート。
RestartRequired  : Possible
State            : Enabled
CustomProperties :
                   ServerComponent\Description : SMB 1.0/CIFS ファイル共有プロトコルと、コンピューター ブラウザー プロトコルのサポート。
                   ServerComponent\DisplayName : SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート
                   ServerComponent\Id : 487
                   ServerComponent\Type : Feature
                   ServerComponent\UniqueName : FS-SMB1
                   ServerComponent\Deploys\Update\Name : SMB1Protocol
StateがEnabledになっているので「有効」になっています。


SMBv1の無効化

Disable-WindowsOptionalFeatureでWindows機能の無効化が出来ます。
PS C:\work> Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName "SMB1Protocol"
この操作を完了するために、今すぐコンピューターを再起動しますか?
[Y] Yes  [N] No  [?] ヘルプ (既定値は "Y"):
設定を完了するにはPCの再起動が必要ですので、今すぐまたは後で、必ず再起動を行ってください。


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