今日は文化の日ということで、ちょっと文化的(?)なことをやってみたいと思います。
よくソフトウェアの開発をやっていると、アプリのアイコンを作成したりすることがあるのですが、普通はイラストレーターとかInkscapeのようなドローソフトを使って作ると思います。
ただ、こういったドローソフトって高機能なんですが、その分習得するのが難しくて素人にはなかなか手を出しづらいんですよね。
そこで今日は、もっと手軽に簡単にアイコンを作る方法をご紹介したいと思います。
どうやって作るかというとWordを使います。
まあ、WordじゃなくてもExcelでもPowerPointでもいいんですが、Wordが一番一般的で使い慣れてる人も多いと思いまして。
では、さっそく作っていきます。
今回作成するのは、ビルアイコンです。
ちなみに作成に用いるのは、Word2013です。
まず、Wordを起動したら図形から直方体を選びます。
大きさは適当でいいです。
とりあえず最初はこんな感じに置いてください。
次に書式を変えます。
あらかじめ用意されてるテーマの中からコレを選びます。
「パステル - 50% 灰色、アクセント 3」
次に、窓を作ります。
図形から長方形とフレームを選んで置いてください。
大きさはこのくらいでいいです。
長方形
・塗りつぶし色:テーマの色「青、アクセント1」
・枠線:なし
フレーム
・塗りつぶし色:50% 灰色、アクセント3
・枠線 色:テーマの色「黒、テキスト1、白+基本色 50%」
・枠線 太さ:0.25 pt
あと長方形のほうは、フレームより若干小さくしてください。
出来たら、二つを重ね合わせます。
フレームのほうが上にくるようにしてください。
重ね合わせられたら、2つを選択してグループ化します。
そうしたら、今度は作成した窓を直方体の上に並べていきます。
窓の大きさは、直方体に合わせて調整してください。
並べ終わったら、直方体の線の太さを変更します。
・太さ:1.5 pt
・色:テーマの色「白、背景1、黒 + 基本色 50%」
あと、線の結合点を「面取り」にします。
次に直方体のグラデーションを変更します。
この図の矢印でしめているヤツにします。
「上スポットライト-アクセント3」
こんな感じになります。
そして最後に、長方形で入口を作ります。
・色:テーマの色「白、背景1、黒 + 基本色 50%」
・枠線:なし
あとは、大きさや縦横の比率を調整し、すべてのオブジェクトを選択してグループ化します。
グループ化できたら、グループ化した図形を選択してコピーします。
そして今度は、いまコピーした図形を貼り付けるのですが、貼り付ける際に、この画像の矢印で示している「図」というのを選んでください。
そうすると、このように貼り付けられます。
見た目は元の図形と同じですが、形式が図になっているので、右クリックしたメニューにこのように「図として保存」というのが出てきます。
「図として保存」を選んで、パソコン上の適当な場所に保存してください。
保存できたものがこちらです。
ファイル形式は、PNGになってます。
あとはこのPNG画像を、ICO形式のアイコンファイルに変換するだけです。
変換方法はなんでも構わないのですが、私は、今回アイコンウィザードというソフトを使わせてもらいました。
アイコン ウィザード
作者サイト:http://freewareplace.web.fc2.com/
ダウンロード:http://www.vector.co.jp/soft/cmt/winnt/amuse/se430751.html
作り方は簡単で、PNG画像をドラッグアンドドロップして、あとは「次へ」を押して行くだけで出来ます。
いかかでしたでしょうか?
Wordですのであまり複雑なイラストを作成するのは難しいかもしれません。
しかし、手っ取り早くそれなりのアイコンを作成するにはちょうどいいと思います。
今回、このビルアイコンの作成も、10分ぐらいで作成することができました。
ふだんからWordを使っていて、図形の作成などにも慣れている方なら簡単にできると思います。
興味がある方はぜひ試してみてください。
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