2017年8月31日

【Access】SQLによる選択クエリ



Accessで選択クエリを行うSQLの基本です。

選択クエリとは、テーブルから指定のデータを抽出するときに使うクエリです。


今回は、下記のデータが格納されているテーブルから都道府県=群馬県のデータを抽出してみたいと思います。





まず、メニューから「クエリデザイン」をクリックします。



すると「テーブルの表示」というダイアログが表示されますが、ここではSQL文でクエリを作成するので[閉じる]ボタンをクリックします。



次に、メニューから「SQL」をクリックします。



すると、このような画面になるので、次のSQL文を入力します。

SELECT ID, 名物, 都道府県
FROM T_名物
WHERE 都道府県 = '群馬県';



SQL文を入力したら、メニューから[実行]をクリックします。



このように都道府県=群馬県のデータが抽出されました。


ここで、SQL文について少し解説します。
SELECT ID, 名物, 都道府県
FROM T_名物
WHERE 都道府県 = '群馬県';
まず、選択クエリを行う場合には、SELECT句を使います。
(※SQL文では、SELECTなどのステートメントを「句」という言い方をします。)

そして、SELECTに続けて表示したい列名を指定します。
ここでは「ID」「名物」「都道府県」がそれに該当します。
列名の区切りは「,」を使います。

そして、そのあとにFROM句が来てテーブル名を指定します。
この例では「T_名物」です。

そして最後に、WHERE句を使って抽出条件を指定します。
この例では、「都道府県 = '群馬県'」の部分です。条件に文字列を指定する場合は「''」シングルコーテーションで囲ってください。

WHERE句の条件の指定方法はいろいろあるのですが、基本は列名=○○といった感じです。

SQL文は最初はとっつきにくく分かりにくいですが、慣れれば簡単です。
このSQL文を使えば非常に複雑な抽出条件のクエリも作成できるようになります。ぜひ覚えてほしいと思います。



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