2017年9月30日

【注意】アップルを装った怪しいメールが来た

以前、『【注意】マイクロソフトを装った怪しいメールが来た』という記事を書きましたが、今度はアップルを装った怪しいメールが送られてきました。

そのメールがこちらです。


メールの内容を「Google翻訳」で訳すと以下のような内容になります。

[Reminder] New Statement Update Sign-in attempt from another location 29 September2017
[注意事項]新しいステートメントの更新別の場所からのサインイン試行

Your AppIe lD has been Iocked for security reasons.
Someone just tried to Iog into your account from a different lP address.
セキュリティ上の理由から、お客様のAppIDはIockedされています。
誰かが別のIPアドレスから自分のアカウントにログインしようとしました。

We need to verify your information in order to continue using your AppIe lD.
CIick here to Confirm
AppIe IDを引き続き使用するためには、お客様の情報を確認する必要があります。
ここをクリックして確認してください

実は私も最初フィッシングメールだと気づかなくて危うくリンクをクリックしてしまいそうになってしまいました。

幸いクリックする前になんか怪しいなという直感が働き難を逃れましたが、かなりそれっぽく作られているのでぱっと見は気づかないですね。ただ、よく見るといろいろと突っ込みどころがあります。


宛先のメールアドレスがApple IDで登録しているアドレスじゃない。

今回、怪しいと思った一番の理由はこれです。Apple IDに登録しているメールアドレスは別のアドレスなんで、この宛先にアップルからメールが来ることはありません。

送信元メールアドレスがLiveメール(live.com)になっている。

Liveメールというのはマイクロソフトが提供していたフリーメールでHotmailのアドレスを別名で作成できるものです。日本だとlive.jpというドメインになるのですが、アップルがなんでLiveメールで送ってくるんだよ!ありえねぇーよ!

不正アクセス元のアドレスが全然オーストラリアじゃない。

メール内に不正アクセス元のIPアドレスと都市名が書いてあるのですが、そのIPを確認すると全然オーストラリアのキャンベラじゃないです。ヨーロッパのほうのアドレスです。まったくデタラメです。

あと、細かいところでいうと、lockedのスペルが間違ってますね。Iockedになっています。l(エル)じゃなくてI(アイ)になっています。なんでこんなスペルミスするんですかね。もしかして英語圏の人が書いてるんじゃないのかな。


まあ、とにかくこのようなメールが来たらまず疑ってください。

そして、絶対にリンクをクリックしないでください。

あと、確かめる際はリンクをクリックするんじゃなく、公式サイトに行くようにしてください。今回の場合でしたらAppleのサイトに行き、自分でログインしてみて確認してください。


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